サーチコンソールの使い方|GoogleSearchConsoleの基本と応用

サイトやブログを運営している方にとって重要なツールの1つであるのが「GoogleSearchConsole(サーチコンソール)」です。

記事をインデックスさせたり、分析したりと効率的なサイト・ブログ運営には欠かせません。

機能がたくさんあって使い方がよく分からないという方もいらっしゃるかと思いますので、初心者の方に向けたGoogleSearchConsole(サーチコンソール)の使い方について見ていきます。

ここでは、GoogleSearchConsole(サーチコンソール)の使い方についてご紹介します。

 

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1.GoogleSearchConsole(サーチコンソール)の使い方-基本

GoogleSearchConsole(サーチコンソール)の基本的な使い方として、次の内容についてご説明します。

  1. ⅰ.サマリー
  2. ⅱ.検索パフォーマンス
  3. ⅲ.URL検査
  4. ⅳ.カバレッジ
  5. ⅴ.サイトマップ
  6. ⅵ.セキュリティと手動による対策
  7. ⅶ.リンク

ⅰ.サマリー

サマリー

サマリーは次の内容を確認できます。

  • 「検索パフォーマンス」「カバレッジ」などの主要な機能に関する過去3か月の推移データ

検索パフォーマンスの確認やエラーの有無をざっくりと把握するのに便利です。

ⅱ.検索パフォーマンス

検索パフォーマンス

検索パフォーマンスは指定期間のオーガニック検索(自然検索)に関する次の内容を確認できます。

  • 合計クリック数:検索結果画面でクリックされた回数
  • 合計表示回数:検索結果画面への表示回数
  • 平均CTR:クリック率(合計クリック数/合計表示回数)
  • 平均掲載順位:検索結果画面での掲載順位
  • クエリ:記事が表示・クリックされたときに検索されたキーワード
  • デバイス:記事が表示・クリックされたときに使用されていたデバイス

主に分析の基礎データとして利用する項目で、平均CTRや平均掲載順位からタイトルの付け方など、SEO対策の効果を確認することができます。

また、クエリやデバイスにて流入のあるキーワードやデバイスを調べることができ、効率的な対策を練ることができます。

ⅲ.URL検査

URL検査

URL検索は入力したURLに関して次の内容を確認できます。

  • 記事単位のインデックスの状況
  • インデックス登録のリクエスト
  • クロール済みのページの表示
  • 拡張機能の状況(モバイルユーザービリティなど)

以前の「Fetch as google」にあたるインデックス登録のリクエストができたり、記事単位のインデックスの状況を確認することができます。

ⅳ.カバレッジ

カバレッジ

カバレッジは次の内容を確認できます。

  • エラーの件数と理由
  • 有効(警告あり)の件数と理由
  • 有効の件数
  • 除外の件数と理由

サイトやブログ全体でのインデックスの状況を確認することができます。

エラー

エラーは、インデックスに登録できなかったことを表します。

インデックスに登録できていないため、検索しても結果には表示されません。

「詳細」にて原因を確認して解消する必要があります。

有効(警告あり)

有効(警告あり)は、インデックス登録はできているものの、警告程度の問題が発生していることを表します。

「詳細」にて原因を確認してなるべく解消するしましょう。

有効

有効は、正常にインデックス登録されていることを表します。

除外

除外は、意図的にインデックス登録から除かれていることを表します。

「詳細」にて内容を確認してみましょう。

ⅴ.サイトマップ

サイトマップ

サイトマップは次の内容を確認できます。

  • XMLサイトマップの追加
  • XMLサイトマップの状況

Googleにサイト・ブログの構造や記事を正確に伝えるためのXMLサイトマップを登録することで、Googleに評価してもらいやすくできます。

SEO的にも重要なので設定しておくことをおすすめします。

関連記事 GoogleXMLSitemapsとは|設定方法とサーチコンソールへの登録

ⅵ.セキュリティと手動による対策

セキュリティと手動による対策

セキュリティと手動による対策は次の内容を確認できます。

  • Googleのガイドラインに違反する行為の有無
  • ハッキングやマルウェアなどが検出の有無

「問題は検出されませんでした」と表示されない場合は、早急に対処する必要があります。

問題がないか定期的に確認しましょう。

ⅶ.リンク

リンク

リンクは次の内容を確認できます。

  • 外部リンク:被リンクの状況
  • リンクを貼っている相手のサイト
  • 内部リンク:サイト・ブログないでのリンク

「上位のリンクされているページ」や「上位のリンク元サイト」からリンクを貼られている相手のサイトを確認し、悪いように使用されていないか確認することができます。

2.GoogleSearchConsole(サーチコンソール)の使い方-応用

GoogleSearchConsole(サーチコンソール)を利用してよりインデックス登録や詳細な分析をする使い方として、次の内容についてご説明します。

  1. ⅰ.インデックス登録のリクエスト
  2. ⅱ.記事ごとの流入キーワードを調べる
  3. ⅲ.特定のキーワードの平均CTRと平均掲載順位を調べる

ⅰ.インデックス登録のリクエスト

以前のGoogleSearchConsole(サーチコンソール)の機能にあった「Fetch as google」と同じ機能です。

記事の投稿や更新時にはインデックス登録のリクエストをしておくといいかと思います。

インデックス登録のリクエストの方法は次のとおりです。

検索窓に対象のURLを入力して検索して[インデックス登録をリクエスト]で完了です。

インデックス登録のリクエスト

ⅱ.記事ごとの流入キーワードを調べる

記事ごとにどのようなキーワードが検索された結果、表示やクリックがあるのかを調べることができます。

狙ったキーワードでの流入状況や想定外のキーワードでの流入を確認することができます。

なお、GoogleAnalytics(アナリティクス)では、通信の暗号化によりほとんどの流入キーワードが「not provided」と表現されていることが多いです。

記事ごとの流入キーワードを調べる方法は次のとおりです。

「検索パフォーマンス」画面のフィルタ欄にある[新規]の[ページ]を選択します。

記事ごとの流入キーワードを調べる

そして、調べたい記事のURLを入力して[適用]で、対象のURLに関するデータのみ集計された状態で表示されます。

記事ごとの流入キーワードを調べる

表示されたデータの[クエリ]画面に流入キーワードが表示されます。

記事ごとの流入キーワードを調べる

ⅲ.特定のキーワードの平均CTRと平均掲載順位を調べる

特定のキーワードごとの平均CTRと平均掲載順位を調べることができます。

タイトルやディスクリプションの改善やその他SEOの改善の余地を見極めることができます。

記事ごとの流入キーワードを調べる方法は次のとおりです。

「検索パフォーマンス」画面のフィルタ欄にある[新規]の[検索キーワード]を選択します。

特定のキーワードの平均CTRと平均掲載順位を調べる

そして、調べたいキーワードを入力して[適用]で、対象のキーワードに関するデータのみ集計された状態で表示されます。

特定のキーワードの平均CTRと平均掲載順位を調べる

表示されたデータの「平均CTR」と「平均掲載順位」で確認することができます。

特定のキーワードの平均CTRと平均掲載順位を調べる

3.まとめ

以上、サーチコンソールの使い方|GoogleSearchConsoleの基本と応用についてでした。

GoogleSearchConsole(サーチコンソール)とGoogleAnalytics(アナリティクス)をともに活用することでサイト・ブログの改善が見込めます。

無料で利用できるツールなのでぜひとも有効に活用していきたいところですね!

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